よしっ!




「お前ら2人共に言う」




と、顔を上げた2人。




「もしも、やり直す気があるならば、期待している」




唯斗「え」




組長「何、言ってるんだ」




「だから、お前らがここに倒れている仲間を指導し直して、族を、組をやり直す気があるなら、




次会うのを、変わったお前達の姿を、楽しみにしている」




と、




2人は固まっている。




唯斗「良い、のか?」




「あぁ」




組長「俺でも、やり直せるのか」




「あぁ。だが、犯した罪が消える訳では無い。が、俺はお前達の罪は知らない。警察が来る前に、




さっさと帰れ」




と言って、奈々達の方に歩き出した。