「ねぇ、奈々、夏目」




奈々「ん?」




夏目「どうしたの?」




「黒蝶が弱くなったのって、私が次期総長とか決めずに、去ったからかな?」




奈々「え」




と、目を泳がす奈々。




夏目「それは、ちょっと違うんじゃ無い?」




って、夏目は真っ直ぐ私を見て言ってくれた。




「何が?」




私が総長決めてたら、副総長君がなって前と同じ黒蝶だったかも知れないじゃん。




夏目「弱体化の理由は、絶対琴だけど、次期総長とか決めてても、結果は同じなんじゃ無い?」




「そう、なの?」




奈々「確かに、夏目の言うことがあってると思う」