ここで、体が震えた。 鳥肌もたった。 楽しそうに弾いていた朱音の横顔は、悲しそうな、けど愛しいような微笑を浮かべていた。 すると、流れてきたのは「エリーゼのために」 心が震えた。朱音の音色に俺の心が同調していく感じがした。 朱音が弾くと、この曲はこんなにも悲しく、けど愛しい気持ちになるのか。 .....朱音はすごいな。