目を擦って眠さを醸し出しているこの子は可愛い。 『膝、使っていいよ?』 今日は笑ってばかりだ。 私は周りからクールだの氷の女王なんて呼ばれてた。とってもはずい。 まぁ、それほど無表情なのだ。 でも今日は緩みっぱなし。たまにはいいか。 「ん...」 そう言って私の膝に頭を乗せて眠ってしまった空良君。 「空良様が女性に.....珍しいですね。」 バックミラー越しに驚いた顔をしていた眼鏡の人。 そうなのかな...全然そんな感じはしなかったけどね.....