空良君も無事帰れる事だし、私も帰らなきゃ。



パシッ



.....え?


「待ってください。そういう訳にはいきません。」


眼鏡の人に腕を掴まれた。


プルプルプル


誰かの着信音がこの場に響く。


『はい。』

この人だったらしい。