それからというも、 直斗は、私を無視し続けた。 「おはよう!迎えに来たよ」 「……あ、忘れ物したかも」 朝も帰りも、ローカでも 「あのさっ!」 「…でさ、12月なんだから体育館での、体育がいいよね」 無視して、すれ違う… 「今、直斗くんのところ、話しかけてなかった?」 「んー、そうだった?」 女の子や男友達とばかり話、 私と目を合わせてくれる日も 無くなっていた。 私達の距離は、どんどん広がっていくばかり…