「そうね」



その運命を、信じてみたい。



「……運命だったのかもしれないわ」



──あの日あの場所で、出会ったあなたと。

この先も代わり映えしない、未来を歩みながら。



しあわせな運命だと、言い切れるように。

間違っていなかったと、言い切れるように。



「出会えたことそのものが、

わたしにとっては何よりも大切なことだもの」



彼らのことを、──これからも愛し続けながら。


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こちら王宮学園生徒会執行部 【完】