「文化祭は生徒一人一人が楽しむ行事でしょ?しずくも生徒の一人なんだから楽しまなきゃ損だと思うよ、な」 その時、私は気づいてしまった 俯く先のワイシャツの三つ目のボタンの近くに赤い口紅がはっきりついていた それを見た瞬間目が覚めた 捕まっていた罠は簡単に逃げ出すことが出来た 「目が覚めた!嶺二!!私はあんたが嫌い!二度と来ないで!」 手を振り払い生徒会から走って逃げた