番犬男子






近道を活用して、繁華街にたどり着いた。



繁華街にある茶葉専門店は、シックで大人っぽいお店だった。


外装も内装も落ち着いた雰囲気で、とてもおしゃれ。




「番茶と、あともう1つ……」


「買わなきゃなんねぇのは番茶だけだろ?」


「あたしが好きな茶葉も買いたいの」


「あっそ。なんでもいいが、早くしろよ」



お店の扉の横で、稜はあくびをしながら買い物が終わるのを待った。



適当に返事をしつつ、あたしが好きな茶葉を探す。


うーん、どこだろう。



「あっ、あった!」



フレーバーティーのチョコレート。


このミルクティーがすごく美味しいんだよね。



調理室に置いてあったストックの缶の中に、フレーバーティーは1種類もなかった。


これを機に、お兄ちゃんや双雷のみんなに、フレーバーティーの美味しさを宣伝してみようかな。