「え、荷物は」 「明日だ。……こっちに来い。」 優しく微笑み私に手を伸ばす彼は、 朝の時とは大違い。 いっそ無視して逃げ帰ってやろうか。 ……そんなこと出来るわけないんだけど。 悔しいけど、 この人からは逃げられない。 1歩1歩近づいてそっと手を重ねる。