いつもの調子を取り戻して、
目の前の優弥さんに
なんとか余裕を持って接せるようになった頃、
優弥さんの携帯が鳴った。
「ごめん、会議入った」
「お店、出ましょうか!」
「…あぁ」
まだ残っているご飯。
少し残念な私。
…急いでいる彼。
「マミ?」
「はい!」
やばい、顔に出てたかも…
いやでも、そんなことはないはず。
だって別に……離れたくないなんて
思っていないから。
「明日の予定は?」
いきなりそんなことを聞いてくる
優弥さんの気持ちは、
表情からじゃなにも読み取れない。
…明日、かあ。
私、そんなに都合良くないんだけど?
「今日の夜から、予定があって…
ごめんなさい」
少し眉を下げて、
目をウルウルさせる。
いかにもあなたに会いたかったと
思わせるかのように。
「わかった」


