リボンと王子様

その言葉に。


私の涙腺は完全に崩壊する。


「再会する前も。
会っていなかった時、連絡を取っていなかった時も。
……穂花と離れる未来は想像できなかった。
考えたこともなかった。
絶対に一緒にいる、一緒にいたい、そう思った」



言われた言葉が頭に響く。

現実とは思えず何度も瞬きを繰返す。

嬉しさに手が震える。



軽く握られた手首の感覚だけが私に現実を伝えて。

その温もりに。

胸が熱くなった。


「……俺の全部で穂花を守るから。
だから……俺を一生愛してくれないか」


乞われたその言葉に。

泣き笑いをして。


「……もうとっくに愛してる」


やっと言えた一言。

ずっと伝えたかった言葉。


「千歳さんとずっと一緒に生きていきたい。
幸せな言葉をありがとう」


そう言って、目の前の愛しい胸に飛び込んだ。


千歳さんは一瞬、綺麗な顔を真っ赤にして。

泣きたくなるくらい魅力的な微笑みで私を力強く受け止めてくれた。


「俺の本気は穂花を手に入れるために、連絡もせずに画策するくらい重いよ。
これから先、俺に愛される覚悟して」

「……わ、私だってう、嘘ついてしまうくらい大好きだよ!
も、もう嘘はつかないけど……」


真っ赤になって言い返す私を。

可愛い、と抱き締めて千歳さんは再び唇を重ねた。

キスの合間に。

画策はもうしないよ、と言っていたけど。

そこはちょっと疑わしい。