公恵叔母さんに指定された時間の十分前に、ホテルのロビーに到着した。
公恵叔母さんはまだ来ていないようだった。
その時。
ホテルの従業員の女性に声をかけられた。
公恵叔母さんから伝言を預かっているとのことだった。
渡されたメモには。
屋上庭園に来てほしいと書かれていた。
意味がわからず、首を傾げた。
場所が変更になった……?
怪訝に思いながら、念のため公恵叔母さんに電話をしたが繋がらなかったため、指示通り屋上庭園に向かう。
あの日と同じ景色。
ここを訪れたのは四年ぶりだ。
時が遡ったよう。
ソッと足を踏み入れると。
明るい太陽に照らされて花たちが輝いていた。
芳しい香りが漂う。
あの日は夜だったけれど、今はさんさんと日が照らされて私の記憶とは違う世界を見せてくれている。
「……昼間はこんな景色だったんだ……」
誰に言うわけでもなく言葉を洩らす。
あの日のように花の名前が記載された札を見つめて屈みこんだ。
その時、頭上にフッと影が差した。
「……?」
不思議に思って振り返ると。
「……花、今日は名前わかった?」
あの日の王子様が前屈みになって佇んでいた。
「……千歳さん……何で……」
声が掠れて、続きの言葉が言えなかった。
公恵叔母さんはまだ来ていないようだった。
その時。
ホテルの従業員の女性に声をかけられた。
公恵叔母さんから伝言を預かっているとのことだった。
渡されたメモには。
屋上庭園に来てほしいと書かれていた。
意味がわからず、首を傾げた。
場所が変更になった……?
怪訝に思いながら、念のため公恵叔母さんに電話をしたが繋がらなかったため、指示通り屋上庭園に向かう。
あの日と同じ景色。
ここを訪れたのは四年ぶりだ。
時が遡ったよう。
ソッと足を踏み入れると。
明るい太陽に照らされて花たちが輝いていた。
芳しい香りが漂う。
あの日は夜だったけれど、今はさんさんと日が照らされて私の記憶とは違う世界を見せてくれている。
「……昼間はこんな景色だったんだ……」
誰に言うわけでもなく言葉を洩らす。
あの日のように花の名前が記載された札を見つめて屈みこんだ。
その時、頭上にフッと影が差した。
「……?」
不思議に思って振り返ると。
「……花、今日は名前わかった?」
あの日の王子様が前屈みになって佇んでいた。
「……千歳さん……何で……」
声が掠れて、続きの言葉が言えなかった。

