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「陽菜ちゃん、私ね、大野くんにちゃんと自分の気持ち伝えようと思ってるんだけど」


「え」





昼休み。

私の言葉にポロっと食べようとしていたウィンナーを落とした陽菜ちゃん。





「ちょっ、ちょっとそれってまさか、告白……?」


「……え!?」




ち、違うよ!

告白とかじゃなくてっ。





「私はまだ葵くんが好きだからって、ごめんなさいするのっ」


「あっ、なんだそっちか!」





昨日、ものすごく考えて、私が出した答え。


まずは、大野くんの気持ちには応えられないって言ったほうがいいこと。



……あとは。





「葵くんとも、話そうと思って」