ムスッとする陽菜ちゃん。
苦笑いをする私。
「ていうか、華子、あんたは嫌じゃないの?」
「えっ」
「だって好きでもない人からそんなん付けられて…」
ビシッと指さされるのはキスマークを隠している絆創膏
い、嫌っていうか……
「困ったなぁ、って、思うぐらい…?」
「はぁぁあ?本当に?」
い、勢いがすごいよ陽菜ちゃん…!
「……ねぇ、じゃあ、嫌だって思わないのは何でだろう?とか思わないの?」
「……何でだろう?」
「〜っこの鈍感!」
バンッと机を叩いてため息をつく
え、ええーっ…私何かまずいこと言っちゃった?
「まぁ、いいや…。私から言うのも違うと思うし…」