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俺は、家に着くと千星を部屋に運び父さんの部屋へ行った。


翔吾「……何があったんだ?」


俺は事の詳細を話した。


廉「……わりぃ、父さん。」


翔吾「お前が謝ることじゃない。……大鬼か。」


大鬼というのは、普通の鬼よりも断然強い。

一人では到底太刀打ち出来ない。

それに大鬼の数が最近は増えてきてる。

あともう少しで……。


翔吾「それにしても、千星ちゃんがアイギスの盾を形成するとは。
あの娘の血量は多いなとは思っていたが、それほどとは。
それにアイギスの盾を形成するほどの血の濃さもある。

本当に凄いな……。」



千星の血華の力は、強すぎるのかもしれない。


その力が千星を壊すことが無いことを祈っていた。