~~~廉side



『グオォォォオオッ!!』


廉「はっ!?」


この声は、鬼?


?「……な、何だあれ?」


窓側にいた男子が呟いた。


すると、学校全体が結界で包まれた。


煌弥「みんな、窓から離れろ!!」


煌弥の声でみんな窓から離れた。


俺はすぐに千星のそばに立った。


奏萌「千星ちゃん!!」


千星「奏萌ちゃん!!」


翼「奏萌ちゃん、この結界って……。」


奏萌「うん、私がやった。」


鬼守の張る結界には、二種類ある。

誰かを守る結界と周りから見えないようにする結界。

勾乃が今張ったのは、後者。


奏萌「……ただこれだけ大きく結界張ったから、守護結界は無理だと思う。」


そうだよな……。

ここにいる人達を守らねぇと。