血華~私の華~



ーー

千星「着いたー!!」


目の前には、満開のひまわり畑。


千星「……綺麗。」


カシャ……カシャ……


廉「ひまわりってこんなに綺麗なんだな。」

千星「綺麗だけど、迫力もあるでしょ?」

廉「あぁ。」

私は、ひまわり畑を歩きながら写真を撮り続けた。

廉「千星ってカメラ好きなんだな。」

千星「うん、お父さんが好きだったからその影響でね。」


……私にとってカメラは命と同じぐらい大事。


千星「七月に満開のひまわり畑見られる所って珍しくて、よくお父さんと来てたの、ここ。」

廉「へぇー、そうなんだ。」

千星「よし!!」


私はある程度撮り終わって、安心した瞬間、


……グゥー。


嘘、お腹鳴った!?


廉「プハッ!!昼飯にするか?」

千星「う、うん。」