どうやって?

千羅「少し血を出して、血華の力が現れてるか、確認しよう。」


あぁ、そういうことか。


千星「分かりました。」


私は、手首を少し切った。


千星「ここからどうやればいいんですか?」


千羅「念じてみなさい。」


念じる……?


とりあえず、この血を浮かせよう。


我が血よ、浮き上がれ、浮き上がれ、浮き上がれ……。


スー……フワフワ……


千星「……浮いた!!」



私は、何故か嬉しくなった。