廉「……千華様は、血華じゃない可能性があるのではないか、ということです。」

教室での草薙くんは、いつもやる気なさげなのに今は、凄くキリッとしてる。


廉「俺の隣に座っている天原は、1年前から鬼に狙われるようになったそうです。

鬼が特定の人物を狙う理由は、説明しなくてもいいですよね?」

千華「ちょっと待って!私は、血華よ!!」

千羅「千華、黙れ。……君の名前を聞いてもいいかな?」


契弥さんのお父さんが私に向かって言った。


千星「天原 千星です。」

千羅「……そ、そうか。」


契弥さんのお父さんは、なぜか哀しそうな顔をした。


千羅「全てを話そう。」