血華~私の華~



廉「失礼致します。」

翔吾「おぉー。4人揃ってどうした?……ん、友達かい?」

廉「いや、父さんに相談があって。」


父さんは、何か大事なことだと瞬時に分かったのか、一瞬で顔つきが変わった。


翔吾「なんだ?」

廉「こいつ、天原が鬼に狙われたんだ。」

千星「あ、初めまして!天原千星です。」

翔吾「……どうも。それでどういう事だ?」

楓真「1年ほど前から鬼に狙われるようになったみたいなんですけど、理由が分からなくて、翔吾さんに相談しようと。」

翔吾「天原さん、君の家族は普通の人かい?」

千星「はい、普通だと思います。母は、スーパーで働いてて、父はサラリーマンなんで。」

翔吾「……じゃあ、なんで狙われるんだ?」


父さんにも分からねぇか。