血華~私の華~



廉「それよりって……。一応店員に預かってもらった。」

千星「よかったぁ……。」


廉「あのさ、アレにあったのは今日が初めてか?」

アレ……。

千星「ううん、初めてじゃないよ。草薙くんは、アレを知ってるの?」


廉「……あぁ、アレは鬼だ。」


鬼……。


私は、知らなかった。


自分の運命というものを。