俺は八岐大蛇に向かって剣を振るった。


……が、八岐大蛇には効かなかった。


気づくと八岐大蛇の右腕がすぐそこまで迫っていた。


廉「グァッ!!……ゴホッ!ゴホッ!!」


千星「廉くんっ!?」


楓真の放った矢も、煌弥の鉾も、翼の八咫鏡を使った術も効かない。


千星「っ……。このままじゃ!!」


廉「千星っ!!……大丈夫、俺らはまだやれる。お前は、滅する花を考えろ。」


千星「っ!……千華ちゃん!廉くんの傷を治してっ!!」


千華「わかってるわ!」