~~~千星side


あの後私たちを見つけてくれたのは、匡さんだった。


匡さんは、廉くんを車に乗せ私たちを草薙家まで送ってくれた。


あれから2日が経ったけど、廉くんはまだ目を覚まさない。


私は廉くんのそばを離れなかった。


千星「私が目を覚まさなかった時、廉くんもこんな気持ちだった?

……ごめんね、廉くん。

私は君に護られてばっかだ。
もういいよ、私なんか護らなくていいから。目を覚ましてよ……。」