?『豊永、やめなさい。』


豊永『千……。』


廉「あんたは?」


千『私は千。千年前の血華よ。

ごめんなさい、私が八岐大蛇を滅せなかったせいで、あなた達をこんなにも傷付けて。

確かに私たちは、八岐大蛇を滅してほしい。
けど、それをあなた達に無理に背負わせる気は無いわ。

千星ちゃんに伝えて。
あなたは、あなたの守りたいものを守ればいいと。』


廉「千星とあったことがあるのか?」


千『ええ。

それとあなたと千星ちゃんが現世で幸せに暮らせる事を祈るわ。』


……そうか。


この二人は愛し合っている。


俺はそう直感した。


廉「……あぁ。二人のの分も幸せになるぜ。」



千『ありがとう……。』



そう言葉を残し二人は、消えた。