廉「っ!?」
俺たちの近くに大鬼がいた。
廉「勾乃!!」
奏芽「わかってるっ!!」
勾乃はすぐさま結界を張り、千星は手首を切り盾を1つ作った。
これで二人の心配は、要らないか。
……ただ、大鬼相手に俺一人ってのは、結構キツいな。
その証拠にさっきから鬼の攻撃を草薙剣で防ぐことしか出来てない。
廉「クッ、……ガハッ!?」
くそ!!
1発もらっただけでこんなにも痛いのか!?
肋が折れたか?
息がしづらい。
立ち上がった瞬間、鬼はありえない速さで俺の前に立った。
……やばい!?
廉「グァッ!!」
千星を護らねぇと……。
俺はそこで意識を手放した。



