血華~私の華~



~~~千星side


ザシュッ!!


はっ!!


廉くんが鬼を斬る音で我に帰った。


千星「っ!!な、なんで……?」


廉「千星……。とりあえず金城も連れて帰るぞ。」


千星「う、うん。」


涙は止まってくれそうになかった。


廉くんは、芽衣ちゃんを背負って歩き出した。


私は後ろから支えることしかできなかった。