なんでホッとしたのか。

そんなの分かりきってる。



可愛くて、真っすぐで、天然な千星を好きになったんだってことぐらい。



はぁ……。


千星「廉くん、助けてくれてありがとう。
でもどうしてあそこにいたの?」


どうして……か。


廉「もしものことがあったらいけないから。」


嘘は、ついてない。


……けど、本当のことだとも思わない。


千星「あ!だから、最近教室で昼ご飯食べてるの?」

廉「ん、まぁ。」


千星「ごめんね。じゃあ、明日からみんなで食堂で食べよ!!」

廉「いいよ、大丈夫。」

千星「えぇー、でも廉くん最近パンばっかだよ?」