❀ お嬢様華伝 ❀

「男なら、渡された盃は黙って飲み干すもんだっ」


珍しく、ビシッとしたことを言った。


その言葉に吹っ切れたのか、飛鳥はちゃぶ台の前に座った。


「ぜひ、いただきますっ。ただ俺、潰れませんのでそのつもりで」


不敵な笑みを見せる飛鳥。


「よく言った!さぁ飲むっちゃ!」


飛鳥を気に入った父ちゃんは、グラスに霧雫を並々に注ぐ。


「お前らも遠慮せずに、飲め飲め!」