❀ お嬢様華伝 ❀

あたしの父ちゃんは、漁師。


だから、大シケの日や不漁の年は、それだけで生活に支障が出る。


そんな、執事やメイドを雇う余裕なんて一切ないよ。


…ただ。

イケメン執事との恋…。


少女マンガでありそうなこの設定には、ちょっと憧れてたりする。



そんな話をしながら、あたしたちを乗せたリムジンは、とあるお店の前で停車した。


そのお店とは、今日の目的だった…紅茶専門のカフェ。