それにしても… 「和翔くん、早かったね。」 「ああ、」 私も、少し早く来た気はするけれど。 それにしても、和翔くんが早くくるなんて意外。 そう思って言うと、目の前の口がすぐに開いた。 「そりゃ、楽しみにしてたし。」 「え…!?」 「祐香は、違う?」 「いや…違く、ないけど。」