もしも、和翔くんが私を恨んでいることだけを忘れているとしたら…? 思い出させない方が、彼のためだ。 いや、嘘。今のこのままの関係が心地良い…私のためだ。 「和翔くん、今日はありがとう。」 「おう。」 「じゃ、またね。」 「…11月18日、森が丘広場前に1時。」 バタン。 そのまま、和翔くんの車は大学から反対の方向へ走り出した。