「は?」 「…手術前に、ロンドンで…命を落とした。」 「…脳死、だった。」 駆くんは、子供を暴走する車から守ろうとして事故に巻き込まれてしまった。 「嘘、だ。」 淡々と話す和翔くんの言葉を信じたくなくて、私は、拒絶した。 が、駆くんのお母さんの変化と和翔くんの言葉からして、嘘だとは言いがたかった。 「ねえ、嘘だよね?もう、嘘ならもっとましな嘘を言ってよね?」 「嘘じゃねー!!!よ!」