「もちろんです!」 お母さんのお見送りに軽く手を振った私たちは、家を後にした。 「じゃ、あっちに停めてる車で行くから。荷物、持つよ。」 「ううん、これくらいなら…」 「違う。これじゃ、手繋げないだろ。半分持たせてくれる?」 少し照れながら、馴れないことを聞いてくる駆くんに笑みが溢れる。 「はいはい、そっか。じゃ、半分お願いします。」 繋いだ手は、とても温かかった。