「はぁ、疲れた~。」 「お疲れさま。」 退勤後、私はクルールームで体を休めていた。 「てか、大丈夫?今日、プリプリしてなかった?井上さん。」 「あはは、少し。でも、伊藤くんのお兄さんとお話ししていた私が悪いんですよ。」 いつ誰がどこで聞いているか分からないから、建前を言うしかなかった。 「けど、祐香ちゃんの担当じゃないじゃん。むしろすぐに気付いたんだから、怒られるべきじゃないって。」