ここで死者と対面したあたしとサクにだけ、人のマイナスな感情がモヤとして見えるようになった。


きっと、そういうことなんだ。


カナと龍のモヤがすべてロッカーの中へ吸い込まれて行ったのを見て、あたしたちは教室へ戻ったのだった。