木製のロッカーに花を閉じ込めてスライド式の鍵をかけた。


「あたしにこんなことをしても意味ないよ」


花のそんな声がロッカーの中から聞こえて来たけれど、あたしたちは返事をせずに『ロッカールーム』を後にしたのだった。