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「男子生徒は自分の命を引き換えに悪魔をこの世に呼び出した。願わくばこの地球全体を滅ぼしてくれ。そう願ってね」


花がすべて話終えて、ホッと息を吐き出した。


「くだらない作り話」


あたしはそう言い、花を睨み付けた。


あたしたちを怯えさせたいのかもしれない。


「そう思うなら、思ってればいい。だけど、悪魔を封印する方法も教えておいてあげる」


花はそう言うと、あたしとサクを交互にみた。


「誰か1人、生贄としてあのロッカーの中に閉じ込めること」