でも、それは違う……あたしは今でも、自分の力だけじゃ何もできないから。
あたしの中にはいつも、ロウという朗(ほが)らかであたたかい笑顔があったから。
それからリョウくん……小野さんに斎藤さん、クラスのみんなも助けてくれたから。
「ありがとう…ございます」
「いいのよ、お礼なんか。全部、井上さんがしたことの結果なんだから」
あーーー……。
"夢希が、作ったんだからな"
ロウ……そういうこと?
今ある人間関係、環境、心境……全部あたしが作ったーーそういう意味?
「……っうぅ…っ……」
ロウがいたから……。
「あらあら夢希ちゃん、大丈夫?」
突然泣き出したあたしの肩を、お母さんは優しく抱いてくれた。
ロウがいなかったら……あたしはきっと、少しも変われていない。
どうでも良かった毎日を、笑えるようにしてくれたのは……ロウなんだよ。
「そろそろ帰ろうか、夢希ちゃん」
あたしは、お母さんの言葉に小さく頷いた。
あたしの中にはいつも、ロウという朗(ほが)らかであたたかい笑顔があったから。
それからリョウくん……小野さんに斎藤さん、クラスのみんなも助けてくれたから。
「ありがとう…ございます」
「いいのよ、お礼なんか。全部、井上さんがしたことの結果なんだから」
あーーー……。
"夢希が、作ったんだからな"
ロウ……そういうこと?
今ある人間関係、環境、心境……全部あたしが作ったーーそういう意味?
「……っうぅ…っ……」
ロウがいたから……。
「あらあら夢希ちゃん、大丈夫?」
突然泣き出したあたしの肩を、お母さんは優しく抱いてくれた。
ロウがいなかったら……あたしはきっと、少しも変われていない。
どうでも良かった毎日を、笑えるようにしてくれたのは……ロウなんだよ。
「そろそろ帰ろうか、夢希ちゃん」
あたしは、お母さんの言葉に小さく頷いた。



