体を洗うために鏡の前に座ったあたし


背中を洗おうとした時、鏡に大きな傷跡が映った




『っ……』





ー「お前はここにいるべき者ではない」


ー「お願いだから消えて!」


ー「お前はイラナイコ」




『はぁっ…はぁっ……』



息ができなくて苦しい





ドサッ





紗夢はそのまま倒れた



『はぁっ…はぁっ……』



「紗夢?!しっかり!」



『み…の、り…』



「ゆっくり息吐いて…落ち着いて!」



『はぁっ…はぁ…』



「大丈夫、ゆっくり…ゆっくり…」


『はぁ…はぁ…』