優斗待っててくれたの?



「早く支度しなよ?」


『う、うん!』




それから、急いで支度をした








それから10分後………









『ごめんね、おまたせ!』


「よし、いこっか」




あたしと優斗は寮を出た




『ねぇ、なんで待っててくれたの?』




初日から遅刻なんてしたくないはずなのに




「紗夢、一人で学校まで行けないだろ?」



ん?



『あ、あたしそんなに子供じゃないもん!』


「昨日は体育館まで行けなかったくせに」




優斗はニヤっと笑った


かっこいいっ……


不意にドキッとしたあたし


恋なんてしたことないからわからないけど、すごくドキドキした