「リリアが生まれたとき、お母様とお父様は、俺よりもリリアを選んだ。」 リリアが黙って聞く。 「俺のときは厳しく育てられたのに、リリアはあれが欲しいというとすぐに買ってもらえていて、すごく羨ましかった。」 そんなことが…… お兄さまは、今まで我慢してきていたのですね。 「その頃には、跡継ぎもリリアに決まっていたんだ。」 え……?