「リリア、誰か来てるの?」 スレクの声が聞こえると、リリアの顔がぱあっと明るくなった。 「えぇ、マルス王子がいらしておりますのよ。お兄さまもご挨拶を…」 その瞬間、マルスがその場から立ち上がった。 「じゃあ、俺はそろそろ帰るね。」 「あら、もう行ってしまいますの?お兄さまと少し会話を…」 「ごめん、今日はこのあと用事があるから、また今度来たときにするね。」