「何か忘れ物ですか?先程、帰られたと思ったのですが…」 「ううん」 マルスは首を横に振りながら言った。 「ただ、大丈夫かなって思って…」 リリアと目を合わせないマルス。 「ほら、いずれ結婚する仲だし。」 その瞬間、押入れの中で物音がした。