「あいつのことは一旦忘れようよ。」 マルスがゆっくり体を離す。 「それより、リィ、昔言ってたよね。ダブルスに行きたいって。」 それはまだ、リリアがうんと小さい頃、スレクに駄々をこねてまで行きたいと言っていた店の名前だった。 「そこに行こうよ。」 マルスがリリアの手を引っぱっていく。 マルス王子………………