つまり、このくらいの情報はもう既に他の奴らから聞いたことになる。
「....里沙さんはどんな感じだったか思い出せるかな?彼女がおかしくなった時だ。」
「叫んで、頭を抑えながら何かに怯えている感じでした。だけど全然その原因は分からないんですけど....」
「....薬物をやっていた可能性は?」
「私生活を知ってる訳じゃないんで分からないです。」
野宮さんは頭の後ろをポリポリとかきながら険しい顔をしていた。
「....そうか、じゃあ今回はこの辺にしとくかな?あっ。これ渡しとくね。俺の電話番号だから、何か思い出したら連絡入れてくれ。
それじゃあ」
「あの!待ってください!」
「...なんだい?また質問タイムかい?俺らも暇じゃないんだけどな。」
野宮さんが呆れている顔を浮かべると、俺の頭が熱くなる。だが、何とかその熱さが爆発しないように、一呼吸いれた。
「最後に二つだけ答えてください。里沙があの時死んでたかどうか答えてませんよね?それと、里沙の死因は何ですか?」
「あぁ。そうだったそうだった。答えるって言ってて言わなかったね。里沙さんは多分君が最後に見た時には死んでいたと思うよ。こちらの調査でも、死亡時刻は大体倒れて動かなくなった時と一致している。



