俺は舌打ちをすると、「お腹いっぱいだから寝る」と言い残すとリビングを出て、すぐ左にある階段を駆け上がってそのまま部屋に直行した。
部屋にある部屋着に着替えている時に、今回の番組を振り返ってみたが、イマイチパッとしなかった。
「何か今回はあんま面白くなかったな...話もベタな気がするし、どちらかと言うと次の話を見たかったな....」
そんな独り言をブツブツと呟くと、俺はベットに寝転がり、電気を消した。
まぁいいや、明日も見れるし。
明日の学園祭...敦と里沙の事といい、少し去年とは違った楽しみがあった。もしかしたら、メチャクチャ早いけど、敦は上手くいくのではないか?
学園祭を楽しむというよりか、観察の方へ楽しみを抱いた俺はそのまま眠りについた。
この楽しみにしていた時間に戻れるなら、何でもすると後々思うこととは知らずに....