「俺は絃ちゃんに話して変わったよ。絃ちゃんは今までの女とは違う」 そんなことはわかっている。 雅を見ていたらそれは理解できる。 雅はあの日から少しずつ変わってきた。 すぐに克服とはいかないが、女と話すことはできるようになってきているらしい。 でも、こんなこと話して、何になる? 何も……変わらないだろ? 「俺と雅は違うんだよ……ごちそうさま」 俺はこれ以上この話をするのを避けるようにリビングをあとにした。 絃が帰ってきたのは、それから3日後のことだった。