【優愛side】

「おはよ~。」

「優愛おはよ!」

無事、桜沢高校にも合格し、今は5月。

いいなと思った人を見つけたら、告白する。

「おはよ。光汰。」

「はよー。」

今狙ってるターゲットは、早坂 光汰。

今日告白しようかな?

「早坂君、話したいことがあるんだけど。」

「どうした?瑞野。」

「ちょっと、体育館裏来て。」

「え、う、うん。」

スタスタスタスタ

体育館裏に来て、始めに口を開いたのは早坂だった。

「で、話って?」

「あの、好きです。付き合ってください。」

「え・・・?」

「よし。じゃあ、振って?」

これで振られたら、失恋だよね?

「はぁ?」

「振ってよ。」

「意味わかんね。」

「早く。時間がないの。」

イライラしてるな。

「マジ意味わかんねー。いいよ。お望みどうり振ってやるよ。」

「はいはい。早く。」

「お前なんかと付き合えね~。嫌いだ。」

「ありがとっ!」

そう言い残して、その場を去る。

タタタタタタッ

「麻紀~。私綺麗になった?」

「え?優愛はもともと綺麗だよ?」

「変わった?」

「ううん。」

はぁー。

難しいな。