「そうですわ。私は、魔族の末裔。ですから・・・・・・」

えりかは私にびしぃっと指を指した。

「魔族の名にかけて、ここで人間に負けるわけには行きませんわ!」

ほえ?宣戦布告しちゃったの?

「この勝負、私がもらいますわ!」

「うーん、それはできないや」

「な、なぜですの?!」

「だって、貴族No.1に魔族かなるなんて前代未聞。というか、貴族になることさえね。それに・・・・・・」

次は代わって私がえりかにむけて指を指した。

「えりか・・・・・・あなたは私に勝てないから!」

「っ・・・・・・!」

一瞬、えりかは驚いた顔をする。